COOKERS blog

料理やご飯にまつわる日常をつらつらと。

料理家のクックパッドの使い方

こんにちは。COOKERSの近藤です。今日はクックパッドのお話。
 
 

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レシピ界の王者、クックパッドが連結赤字になったとのことで、料理レシピ業界にある種の激震が走っている。まぁ、以前から評判は相当悪かったので、致し方ないかなとは思う。
 
 
 
ただ自分は結構な頻度で使っている。もう数年後には無くなってしまうサービスかもしれないが、料理家のクックパッド使いを紹介してみたい。
 
 
 
まず大前提としてクックパッドのレシピの8割は、そのまま作っても不味い。普通の家庭で晩ご飯のレシピ探すなら、他の人もあげてる「きょうの料理」とか探す方が間違いなく美味しいものが簡単に作れるだろうし、和食なら冨田さんところの「白ごはん.com」とか便利よね。
 
 
 
 
じゃあ、クックパッドでは何を探すのか。それは「レシピのパーツの原石」を探すのだ。誰かが作った完成されたレシピではなく、他人の怪しげなレシピを見てそこから情報をもらう。さながらGEEK秋葉原のジャンクショップで自作PCやガジェットに使えるパーツを探すように…
 
 
 
それには、当然「レシピが読める」ことが最低限求められる。レシピをパッとみて、全体の分量に対して入ってる塩分量が変だなとか、材料の下処理を間違えてるなとか、必要な調味料入ってないなとか、そういう知見が無ければ「使える情報」部分を拾うことができない。説明文の「最高に美味しい〜〜!!」とか「プロから習いました」なんて惹句は全く参考にならない。
 
 
 
と言うわけで、こんな前提を踏まえた上で、クックパッドで探すべきレシピジャンルを紹介してみる。
 
 
 

日本に入ってきていない海外料理


 
海外の料理の多くは日本に入ってくるようになったが、現地で食べられてる家庭料理はやはり中々情報が入ってこない。海外旅行した時に食べた「感動的に美味しいアレ」を再現したくても、ヒントを探すのも難しい。
 
 
そういう時にクックパッド。在外の日本人が現地の友達から聞いたレシピなどをアップしてくれていることがある。当然レシピの完成度は期待しないが、メニュー名や入れてる食材、調味料の名前がわかるだけでも大変な進歩だ。そのワードを頼りに現地のレシピのGoogle翻訳で探すとっかかりにできる。
 
 

有名チェーン店の再現料理


 
某チェーン店のドレッシングやソースの再現レシピを探す場合もクックパッドが早い。お店でバイトしてた人間がクックパッドに結構レシピをリークしている。これも、もちろん「自分で似た感じ再現してみました!」みたいな謎レシピも混じるので注意は必要だが、味開発の初手の参考にはなる。
 
 
 

何となく思いついた新しい料理法


 
料理をしているとふっと新しい調理法を思いつくことがある。例えば「野菜を塩で茹でる代わりに醤油で茹でたらどうだろう」みたいなことを考えた時、真っ先にクックパッドを検索すると誰かしらやってることがある。写真やコメントを見るだけでも、自分でやるべき実験かどうか判断する材料になる。
 
 
 

ありえない組み合わせの料理


 
これも何か新しいものを作る時に使う。「ナスが安いから、ナスでスイーツつくれないかな?」みたいな時にとりあえずクックパッドを見る。ババロア、ゼリー、焼き菓子などなど、色々チャレンジしてる人のレシピを見て、果物の○○と似たような使い方だなーとか独特の香りけしにはコレ使ってるんだなあとかざっくり掴むのに使える。
 
 
 

謎食材の下処理


 
魚屋や八百屋で謎な食材を入手した時の下処理もクックパッドを参考にする。日本の食材であれば、どっかの地域の特産品だったりするので、その地方の人が下処理方法をアップしてくれているので参考にする。
 
 
 
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他にも、こんな使い方便利というのがあったら、教えてもらえたら嬉しいです。
それでは、また。