COOKERS blog

料理やご飯にまつわる日常をつらつらと。

料理の味、覚えてますか?

こんにちは。COOKERSの近藤です。

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今回は美味しい料理を作るための勉強法について書いてみたいと思います。

 

いきなりですが、みなさん美味しかった料理の味覚えてますか?吉野家の牛丼の味、マックのチーズバーガーの味、1年前食べたホーチミンの煮魚の味。本当になんでもいいんですけど、「あの時のあれ、美味しかったなあ」って、どれくらい覚えていますか?

 

ここで、ちょっとゲームをしてみましょう。

 

Q)次の料理で自分史上もっとも美味しかったのは、ぞれぞれどんな時でしたか?食べた時の状況や味をできるだけ正確に思い出してください。

 

1.ロールキャベツ

2.トムヤムクン

3.焼肉

4.バーニャカウダ

 

どうですか?おもいだせましたか??

 

 

 

 

 

ちなみに僕は

1.ロールキャベツ

祖母が小学生の作ってくれた、トマトスープベースで煮込んだロールキャベツで肉は柔らかく、具材はベーコンとロールキャベツと玉ねぎ。コンソメキューブか鶏ガラスープかは忘れましたが、結構出汁が効いてたような印象があります。ちょっと甘みが強かったのでトマトケチャップとか多分入れてたんじゃないかなあといまだと思います。

 

2.トムヤムクン

六本木のタイ料理屋「バンコク」で食べたトムヤムクン。丁寧に澄んだスープで、海老の香りがガツンと効いていた。結構辛く酸味も強いのに、他所のトムヤムクンのちょっと化学調味料的な嫌なべたっとした甘さはなくて、すっきりとエッジが効いていた印象。土鍋で入ってきてて、袋茸が美味しかったと思います。

 

3.焼肉

笹塚の大樹苑の「塩ロース」をごまドレッシングで食べる食べ方。ロースを本当に表面だけ炙ってタタキのようにして食べる食べ方は感動しました。50度くらいに温められたお肉は猛烈に柔らかく繊細。つけだれのごまドレッシングもクリーミー&酸味があって繊細なのにタタキではなくて焼肉に昇華させるのに一躍買っていました。

 

4.バーニャカウダ

今はなき、千駄ヶ谷の名店「バスタパスタ」のバーニャカウダ。少しグレーがかったホワイトソースのような色味で、当時はどうやって作るか想像つかなかった味。クリーミーでコクがあって、さらっとしている。その後なんどもにんにく、オリーブオイル、アンチョビで作られたバーニャカウダ食べているが、当時のあの記憶の味にはまだ出会ったことがない。

 

 

ってな、感じです。

こうした記憶を自分で料理を作る時に思い出して近づけるのが、美味しい料理を作る為の近道です。ミスター味っ子でも食撃のソーマでも美味しんぼでも、よく料理対決では敵の料理を完全コピーしてから、工夫を入れていきますよね。

 

あれと同じで、自分の記憶史上もっとも美味しいカレーとか、もっとも美味しい煮込みとか「もっとも美味しい」をよく覚えておくと、正解がわかるので料理は上達しやすくなります。

 

そして、ただ漫然と美味しかった。だと再現する時に苦労するので、何入ってるのか考えながら食べたり、場合によってはスタッフに聴いてしまったりしても良いと思います。

 

最近いただいたサラダで、強烈な旨味を感じたので、スタッフの方に何入れてるか聴いたところ教えていただいたのが「塩昆布をフードプロセッサーで粉末にしたもの」。なるほどと思って、自分で試したら近しい味が再現できました。

 

ぜひ、こんど外でご飯を食べる時、料理の味を覚えるようにして食べてみてください。毎日やると料理の腕がメキメキ上がりますよ!