COOKERS blog

料理やご飯にまつわる日常をつらつらと。

汎用性最強の調理器具は「バット」だと思う

こんにちは。COOKERSの近藤です。

 

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いきなりですが、みなさん「バット」って使ってますか?

ボウルとかザルが無い家はほとんどないと思いますが、「バット」は使って無いおうちはたくさんあると思います。(うちの実家も僕が料理人になる前はバット無かったですし)

 

でも、僕はこの「バット」というキッチンツール、汎用性最強の調理器具だとおもっています。いろんな機材を持ち歩く出張料理でも、バットだけは絶対に忘れない様に気をつけています。今回は、そんな「バット」の便利な使い方をご紹介します。

 

基本編1)食材を入れる

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一番ベーシックな使い方ですが、トレイから出した食材や、切った食材などを入れるのに使います。手頃なサイズのお皿で代用している人も多いと思うのですが、バットは四角なのでスペースに無駄ができません。下ごしらえで複数の食材を準備しなければならないときに特に威力を発揮します。

 

また、ステンレス/ホーローともに落としても割れず衛生的な素材なので、調理中の食材を入れるのに最適です。食洗機ももちろんOK。重ねて入れることができるので、収納もかなり省スペース化できます。

 

基本編2)液体を入れる

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お皿と違い縁が高いので液状の物を入れるのも簡単。四角形なので冷蔵庫にもすぽっと入れられます。サラダを作るとき野菜に水を吸わせたりするのに、めちゃくちゃ便利。サニーレタスや水菜など長めの野菜を入れるときに重宝します。

 

超熱いものを入れても問題ないですし、冷凍庫で凍らせるときにも使えます。アイスクリームやゼリーなどを固める「型」としても使うことができます。また深バットであれば、氷をはってボウルを冷やしたり、湯煎のお湯を入れることも可能です。

 

応用編1)ボウルの代わりにする

サラダをドレッシングとあえたいとき、てんぷらの衣を作るときなど、激しく混ぜなくても良い場合はバットでボウルの代用ができます。もちろんボウルみたいに泡立てたりとかはできないんですが、軽くあえるのであればバットで十分だったりします。

 

応用編2)盛り皿の代わりにする

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ホーローバットは見た目がかっこいいので、盛り皿にしても映えます。これはサラダを盛った写真ですが、なかなか良くないですか?サラダ以外も、煮物やデザート類なんかも結構マッチします。縁が高いので水分の多いものも入れられますし。

料理にあう皿がない!とかいう時、バットに盛り付けることを考えても良いかもです。

応用編3)オーブン皿の代わりにする

熱に強いのでオーブンでの加熱ができます。少し厚めのステンレスバットであれば、グラタンを焼いたり、スポンジケーキを焼いたりするのに便利です。サイズの違うバットを2つ組合わせれば、プリンの湯煎焼きなども簡単。ホーローバットを使って、一気に20人前のプリンとかも焼けます。

 

裏技1)電磁調理器で加熱する

(注意)本来の使い方ではないので自己責任でお願いします。

ステンレス製のバットは実は電磁調理器がいけます。どーーーしても鍋が足りない場合や、湯煎のお湯を保温したい場合、電磁調理器の上にバットを乗せて加熱すると、ちゃんと熱くなります。

 

ただし当然、裏技的な使い方なのでIH対応の鍋やフライパンと違い底も薄く加熱ムラがでやすかったり、変形してしまったりすることはあり得ます。あくまでも緊急事態や少しだけの加熱と思って使うほうが良いでしょう。

 

裏技2)まな板の代わりにする

これも緊急事態的な使い方ですが、裏返してラップでぐるぐるに巻いてあげれば簡易まな板として使用することができます。普段キッチンなどでまな板が足りないというのはほとんど無いと思いますが、アウトドアなどでまな板を忘れてしまった場合など、覚えておくと便利です。

 

出張料理の時は欠かせない「バット」ご家庭でもかなり便利なツールなので試してみてはいかがでしょうか?

 
<余談>野田琺瑯のバットはかっこいいですよねー。